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有料老人ホームの種類やサービス内容は?実践したい12の理解度チェック

有料老人ホームの種類

有料老人ホームとは、どのような施設なのでしょうか。理解したつもりでも、知らないことや勘違いした知識を持っていることも少なくないでしょう。
意外と知らない有料老人ホームの姿について、わかりやすく一問一答形式でまとめました。「はい」か「いいえ」でお答えください。12の問題と回答をチェックしていけば、有料老人ホームの種類の違いや特徴、サービス内容についての理解度が深まります。

Q1. 有料老人ホームは公的な施設だから、料金設定はほぼ同じ

有料老人ホームの運営主体は、民間事業者。正解は「いいえ」です。
民間運営のため、自由度が大きいことが特徴です。そのため、豪華で贅沢な付帯設備や洗練されたサービスを提供する施設から、スタッフと入居者の距離が近いアットホームな施設まで、その特性はさまざまです。
このことは、施設ごとに料金設定が大きく違うことも意味します。たくさんの個性ある施設のなかから、本人や家族の希望に一番近いものを選べることが、有料老人ホームの魅力でもあります。

なお、公的な老人ホームとしては、特別養護老人ホーム(特養)がよく知られています。こちらは、地域や部屋のタイプによる差はあるものの、料金設定は大きく変わりません。特養は、比較的安い料金で入居できることから、人気の高い施設です。

Q2. 有料老人ホームには3つの種類がある

有料老人ホームには、介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、健康型有料老人ホームの3種類があります。そのため、正解は「はい」です。
ただし、健康型有料老人ホームはごく少数しかありません。わたしたちが普段目にするのは、介護付き有料老人ホームと住宅型有料老人ホームの2種類がほとんどです。

介護付き有料老人ホームは、食事や洗濯、掃除などの生活支援をはじめ、排泄や入浴などの身体介護サービスを受けることができる施設です。機能訓練も行われますし、レクリエーションやサークル活動が盛んな施設も多くあります。

住宅型有料老人ホームでは、食事や洗濯、掃除といった生活サポートが主に提供されます。基本的に施設のスタッフが介護サービスを提供することはありません。介護が必要になった場合は、訪問介護事業者のサービスを受けることになります。

健康型有料老人ホームは、家事サポートあるいは食事などのサービスが提供され、プールやフィットネスジムが備わっているなど、自立した生活を楽しめるような施設です。それだけに、要介護状態になったときは退去することになりますが、受け入れ先が用意されている施設もあります。

Q3. 介護付き有料老人ホームは自立(介護が必要でない)の人も入居できる

介護付き有料老人ホームは、その名称から要介護者が入居する施設といったイメージです。ですが、入居できるのは要介護者だけではありません。施設によって異なりますが、自立した高齢者を受け入れているところもあります。 つまり、正解は「はい」です。

介護付き有料老人ホームによっては、自立棟、介護棟などにわけられていることもあります。各施設によって入居の条件は異なるので、気になる施設には問い合わせてみるとよいでしょう。

また、住宅型有料老人ホームでは自立から受け付けているところも多くあります。健康型有料老人ホームは、自立でなければ入居できません。
なお、自立の方向けの施設では、生活をエンジョイしながら元気な状態を維持できるように、設備やサークル活動が充実したところが多くなります。

Q4. 有料老人ホームなら、どの施設でも介護サービスがついている

施設による介護サービスがついているのは、介護付き有料老人ホームのみとなります。正解は「いいえ」です。

住宅型有料老人ホームで介護サービスを利用するときは、訪問介護などのサービスを利用することになります。施設に事業所が併設されているケースもありますが、在宅で介護を受けるのと同じといえるでしょう。
健康型有料老人ホームは、介護の必要がない状態であることが入居の前提なので、介護が必要になったときには退去して、別の施設などに住み替えることになります。

Q5. 有料老人ホームでは医療的ケアを受けることができない

有料老人ホームのなかには、看護師などの有資格者が常駐して、医療的なケアを受けることができる施設もあります。正解は「いいえ」です。
そういった施設は主に介護付き有料老人ホームですが、あらゆる医療的ケアを提供できるわけではありません。

受けることができるケアの種類は、胃ろうやたんの吸引、中心静脈栄養(IVH)といった高齢者施設ではポピュラーなものをはじめ、インシュリン投与あるいはストーマなど、多岐にわたります。
施設により対応可能な医療ケアや受け入れ可能な身体状態は違いますので、事前によく確認しておきましょう。

Q6. 認知症を持っていると入居できない

正解は「いいえ」です。特に介護付き有料老人ホームは介護体制が整っているため、入居できることが多いでしょう。
ただし、認知症の程度が重度で対応できる職員がいないなどの場合には、入居できないこともあります。同じ認知症であっても症状によって入居の可否が変わることがあるので、事前の確認は必要です。

また、健康型有料老人ホームでは、自立であることが条件なので、入居は難しいと考えたほうがよいでしょう。住宅型有料老人ホームは、施設による介護サービスがあるわけではないので重度の受け入れは難しいケースもありますが、入居可の施設は多数あります。

Q7. 入居時には必ず入居一時金を支払わなければならない

有料老人ホームの多くは入居一時金が必要になり、数千万円になることもありますが、近年では入居一時金0円の施設も増えています。 つまり、正解は「いいえ」です。

入居一時金は、月々の利用料の前払い分という側面もあります。そのため、入居一時金を多めに支払うことで、月々の支払金額を抑えることが可能です。
このことから、入居一時金の金額は0円の設定を含めた複数のプランが用意されている施設も多くなっています。いくつかのプランがあれば、経済状況によって利用者の選択肢が広がります。

ただし注意したいのは、入居一時金が0円だから単純に安いというわけではありません。ほかのプランに比べて、入居期間が長くなるとトータルでは費用が高くなる傾向があるので、不安であれば直接施設に説明を受けるとよいでしょう。

有料老人ホームの費用について詳しくはこちら 有料老人ホームの費用について詳しくはこちら

Q8. 入居一時金を支払っても、月々の管理費が必要

入居一時金を支払っても、月々の費用は必要です。入居一時金には居室や施設設備の利用料といった性質があり、基本的に管理費まではカバーしていません。 よって、正解は「はい」です。

月額費用としては、施設管理費、水道光熱費、食費などがかかります。また、介護付き有料老人ホームなら介護サービス費も施設に支払うことになります。その他、必要に応じておむつ代や日常で必要となる雑費などもかかります。

Q9. 有料老人ホームの介護サービス費は定額である

介護付き有料老人ホームは要介護度に応じた定額制です。一方、住宅型有料老人ホームで介護サービスを利用する際には訪問介護などの在宅サービスを利用するため、利用しただけ費用がかかります。健康型有料老人ホームは基本的に自立した人を対象としているので、介護が必要になればほかの施設などに住み替えます。
介護付き有料老人ホームだけみれば正解は「はい」ですが、全体では「いいえ」となります。

介護付き有料老人ホームの介護サービス費(1カ月のめやす)

介護付き有料老人ホームの介護サービス費

*上記は1割負担、1単位10円で計算しています。

定額であれば毎月の出費が明確ですが、介護サービスの利用が少ないと高くつきます。しかし、住宅型の場合は利用頻度によって介護サービス費に違いが出やすいので、どちらがよいのかよく検討しましょう。

Q10. 居室にはお風呂とトイレが必ずついている

浴室やトイレは必ずしも居室に設置する必要はないので、どちらのケースもあります。そのため、「必ずついている」かどうかでいうと、正解は「いいえ」です。
全国有料老人ホーム協会の資料によると、トイレが設置されている有料老人ホームは半数以上ありますが、お風呂は10%未満です。

居室にはなくても、共用のトイレや浴室は必ず設置されています。その他、施設によって洗面や収納、キッチンが備わっていることもあるので、詳細は見取り図や見学などで確認するとよいでしょう。

Q11. 有料老人ホームに入居したら外泊はできない

有料老人ホーム入居後の外出は基本的には自由ですし、外泊も認められています。旅行などで長期間の外泊も可能です。正解は「いいえ」です。

ただし、外泊をするためには、事前の申請が必要になります。外出や外泊ができる水準の健康状態であることなどが条件になりますが、外出や外泊、外食といった、入居前と変わらないアクティブな暮らしや、週末は自宅に戻って家族との時間を楽しむことができます。

ただし、外泊しても施設の月額費用が日割りで計算されるようなことはありません。また、外出や外泊で食事が必要でない場合は、不要の連絡をできるだけ早くしておきましょう。事前連絡をしないと、たとえ食べなくても食費は請求されるので、注意しましょう。

Q12. 同じ部屋に夫婦二人で入居できる

有料老人ホームのなかには、夫婦での利用を想定した二人部屋を用意している施設もあります。 つまり正解は「はい」です。

二人入居が可能な部屋では、小ぶりながらも専用のキッチンがついているなど、複数人で暮らすことを想定した設備が用意されていることもあります。二人部屋にはこれまでと同じ生活環境を維持しやすいというメリットがあります。
ただし、残念ながら二人部屋の数は決して多くはありません。希望の地域に対応する施設がない可能性もあるので、夫婦一緒に入居を希望する場合には早めに探しておくとよいでしょう。

まとめ

同じ有料老人ホームであっても種類によってまったく性質が異なるため、入居を決める前にはしっかりと見極めておくことが重要です。種類による大まかな違いのほか、各施設が工夫を凝らした運営をしているので、それぞれに異なった特徴があります。
介護や医療体制などのサービス内容、費用の内訳など、最終的には各施設に確認しましょう。

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