住宅型有料老人ホームとは?
特徴・メリット・費用から探す

住宅型有料老人ホームとは

「住宅型有料老人ホーム」は、「介護付き有料老人ホーム」と何が違うのでしょうか?一番の違いは、「住宅型」は、「介護付き」のように「特定施設入居者生活介護」の指定を受けていないことです。「住宅型有料老人ホーム」の主な特徴は、以下の通りです。

介護サービスは、外部の事業者と契約

施設内のスタッフからは食事・掃除などの生活サービスが一部提供されますが、排泄、入浴などの介護はサービスに含まれません。必要なときには、入居者が外部事業者と個々に契約して介護サービスを利用します。 介護事業者の事務所が、同じホーム内に併設・隣接しているケースもありますが、その場合も契約は、施設とは別になります。

実は、住宅型有料老人ホームは、10数年前までは施設数が少なく、介護付き有料老人ホームの半数以下でした。しかし急速に数が増え、現在では、建物の数としては、介護付きより住宅型の方が多くなっています。

背景にあるのは、地方自治体による、介護付き有料老人ホームの数の制限(総量規制)です。介護保険の給付額をコントロールするなどの理由で、それぞれの自治体ごとに制限が行われています。その結果、介護付き有料老人ホームとして開設できずに、似たサービスを住宅型有料老人ホームとして行うケースが増えているのです。

入居前に、外部事業者のチェックが大切

入居時は自立していても、いつ要介護になるかはわかりません。「住宅型有料老人ホーム」の場合、入居後、要介護状態となった際のために、併設もしくは近隣にどういった訪問介護事業者やデイサービスなどがあるのかを、事前にチェックしておく必要があります。

介護サービスを自由に選択できる

介護サービスが付いていないということは、逆にいえば、自分で好きな介護事業者が選べるということです。またホームへの入居後も、それまで利用していたケアマネジャーやヘルパーなどに引き続きサービスを依頼することも可能です。

介護サービスを多く利用する場合は、注意が必要

自由に契約できる半面、介護サービスを頼むごとに費用がかかるため、要介護度が重くなった時には注意が必要です。
併設する訪問介護事業所だとしても、基本的に、「何度も部屋を訪問する=何度も訪問介護に行く」という扱いになります。つまり、要介護度が高くなり1日に何度も介助や援助を受ける状態になると、訪問介護サービスの利用回数がとても多くなってしまうということ。

看取りまで対応する住宅型有料老人ホームもありますが、場合によっては、介護保険の限度額を超えて高額の自己負担になる場合もあります。費用の計算や予測は慎重に行った方がよいでしょう。

住宅型有料老人ホームの入居の条件

介護サービスが含まれない老人ホームですから、どちらかと言うと、自立の人、要介護度が軽い人に向いています。入居可能年齢は、60歳以上などと制限がある場合がありますが、入居者の年齢は、介護付き有料老人ホームに比べ、若干低めです。

ホームの種類はさまざまで、元気なうち(自立)から入居できるホーム、要介護者も積極的に受け入れるホーム、要支援・要介護のみを受け入れるホームなどがあります。
また、認知症や要介護度が重い人は受け入れない・対応できないホームもあります。必ず入居前の確認が必要です。

なお、大手の介護事業者などは、要介護度が高くなった時に、運営する別の「介護付き有料老人ホーム」にスムーズに転居できる仕組みを設けていることもあります。 入居後に要介護度が高くなったらどうなるか、見学時などに聞いてみると良いでしょう。

住宅型有料老人ホームの特徴~介護・医療・サービス

ホームのスタッフから、食事の提供、清掃、洗濯など日々の生活のサポートを受けられます。ただし、入浴、排せつ、体位変換などの身体介護が必要な場合は、外部の在宅サービス事業者に依頼します。

医療が必要になった場合は、外部の医療機関を利用します。近隣の医療機関と以下のような連携をしているホームがほとんど。ただし、実際の連携内容はホームによって異なります。

  • 定期的な訪問診療・相談対応
  • 24時間の緊急往診要請に対応
  • 緊急入院などの手配・受け入れ
  • ホームでの看取りへの対応 など

中には、「介護付き有料老人ホーム」のように看護師が常駐しているホームもあります。
緊急時の対応や、医療面のサポートも、事前に確認しておきましょう。

住宅型有料老人ホームの特徴~居室・個室

住宅型有料老人ホームでは、普段生活する居室は個室がほとんど。夫婦で入居できる広めの居室を設けているホームも多くあります。
食堂や浴室、談話室などの共有設備を設けて共同利用する形式のホームがほとんどです。
また、介護付き有料老人ホームに比べ、規模の小さいアットホームな施設が多い傾向があります。

住宅型有料老人ホームの入居のメリット

「住宅型有料老人ホーム」にもいろいろなタイプや特徴があります。ホームの件数も多いので、選択肢が豊富というメリットもあります。

<家族にとって>

  • 常時スタッフがいるホームが多いので一人暮らしより安心できる
  • 食事や洗濯、掃除、スタッフの見守りなどがあるので安心できる
  • 元気な(自立)親には、介護付きよりも、自由な環境で快適
  • 介護サービスが含まれない分、元気なうちは、介護付きより割安
  • レクリエーションなどが豊富な施設もあり、生活が楽しくなる
  • 健康やリハビリ用にトレーニング機器などを備えた施設も多い

<高齢者にとって>

  • 元気なうちは、自由な環境で暮らせ、介護が必要になってもサポートを受けやすい
  • 常にスタッフがいるホームが多く、何かあったとき、一人暮らしより安心できる
  • レクリエーションはじめ、毎日の散歩や趣味を楽しめる
  • 共有スペースがあり、気が合う入居者同士のコミュニケーションを楽しめる
  • 毎日の三度の食事、洗濯、掃除などの世話をしてもらえる
  • 介護サービスが含まれない分、元気なうちは、介護付きに比べて料金が割安

住宅型有料老人ホームの利用の料金

「初期費用」と「月額利用料」がかかります。介護付き有料老人ホームと同様、民間事業者が提供する施設なので、施設の場所(立地)や設備、スタッフの数などによって大きな違いがあります。

初期費用とは、主に入居金、入居一時金や入居申込金と呼ばれます。そのお金は、施設協力金、終身利用権、保証金といった費用に当てられます。一定期間分を入居時にまとめて支払う「入居一時金方式」と、毎月分割して払う方式があります。

◆金額の目安…支払方式にもよりますが、ゼロ円から数千万円と大きな幅があります。

月額利用料とは、毎月、住宅型有料老人ホームに払う費用。家賃、管理費、食費、水道光熱費などです。ただし、何が月額費用に含まれるのかはホームによって異なりますから、しっかり確認する必要があります。

◆金額の目安…十万円から三十万円程度です。

なお、ホームに支払う月額利用料とは別に、外部の介護サービスを利用した場合の費用や、医療費、必要な人はおむつ代、趣味や娯楽費用などが発生します。年金支給額ギリギリの月額利用料だと、介護が必要になったときに確実に生活ができなくなります。事前に計算して予算を考えましょう。

料金は、基本的に、初期費用と月額料金の組合せ。多くのホームは、複数の料金プランを用意しています。たとえば、以下のようなものです。

  • 入居時の費用はゼロ円で、その分、月額の費用が高くなるもの
  • 部屋別(個室か大部屋か、広さの違いなど)のプラン
  • 入居時の年齢によるプラン
  • 入居期間を1年、3年など限定したプラン

プランによっては、終の棲家としてではなく、「特養が空くまで」、「同居の準備が整うまで」といった利用も可能です。

住宅型有料老人ホームの入居・退去・契約について

入居契約は、分譲タイプや賃貸タイプの契約とは異なり、「終身利用権」を取得する形式が一般的です。具体的には、入居時にまとまった一時金を支払い、それとは別に月々の利用料を支払うというもの。
長く住むことを前提にした考え方ですが、実際には短期の利用になることもあります。短期間で退去した場合、支払った一時金が返還されるのかどうかは、事前に確認しておきましょう。

「住宅型有料老人ホーム」の場合、要介護度や認知症の症状が重くなった場合、ホーム側が提示する入居条件に合わなくなって、退去しなければならないことがあります。もしくは、入居条件には沿うものの、外部事業者への介護費用が高くつきすぎるという理由で退去せざるをえないことも。
その場合、「介護付き有料老人ホーム」や「特別養護老人ホーム(特養)」などへ住み替えを検討する必要があります。

気に入るホームを見つけたら、見学だけでなく、体験入居をしてみることがおすすめ。建物の仕様だけではなく、サービスの内容、スタッフの働き方、一日の暮らし方もチェックできるからです。
いずれにしろ、現地に足を運び、自分の目で確認することはとても大切です。

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