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後悔しない老人ホーム選びをするなら、いくつもの施設を比較検討して、1施設に絞り込まなくてはなりません。そのための手段のひとつが施設見学。見学は、パンフレットではわからないたくさんのことを確認するチャンスです。
見学の準備や流れ、チェックポイントをまとめました。

老人ホームの見学はなぜ必要?

なぜ老人ホームを見学する必要があるのでしょうか。たとえば旅行をするとき、インターネットで明るく清潔そうなホテルや旅館を見つけて予約。旅行当日に泊まったら、照明は暗く掃除もいきとどいていないなど、印象がまったく違った経験はありませんか?

多くの場合、パンフレットやホームページでは実際以上によく見える写真を使用しています。それ自体は悪いことではなく、ホテルや旅館であれば失敗しても「二度と行かない」ですみます。しかし、老人ホームではそうはいきません。老人ホームは長く生活する場であり、終の棲家になることもあります。
そのため、失敗は最小限におさえる必要があるのです。

また、施設全体の雰囲気やスタッフ・利用者の様子は実際にその場に行かなければわかりません。目で見て確認し、肌で感じてみないとわからないことのほうが多いのです。

納得できる施設を選べるかどうかで、残りの人生は大きく左右します。失敗しない施設選びのためにも、老人ホームを事前に見学することはとても重要なのです。

施設見学の方法は?

多くの老人ホームは、入居前の見学が可能です。見学ができない施設であれば、その理由を尋ねてみましょう。感染症の流行といった理由であればしかたがありませんが、納得できない説明であれば、その施設は候補からはずしてもよいかもしれません。

見学の方法は、個別に対応してくれる施設もあれば、定期的に見学会を開いて複数人で見学をする施設もあるなど、老人ホームによって異なります。
個別で見学できる施設は、都合にあわせて日程を調整することができ、見学中もある程度は自分のペースを保つことができます。一方、合同の見学会は日程を個人の都合にあわせることができませんが、自分では気付かないような質問をする参加者がいるなど、両者ともメリットがあります。

特にはじめての施設見学はわからないことだらけでしょう。詳しい人に同行してもらえない場合には、見学会の参加者に教えてもらいながら周るのもひとつの手です。
いくつかの老人ホームを巡る見学会ツアーが開催されている場合もあります。まずはそういったツアーに参加してイメージをつかんでみるのもよいでしょう。

見学の当日までにやること

見学をするためには、まずいくつかの施設のなかから、見学したい施設を絞り込む作業をしなければなりません。

見学する施設をピックアップする

気になる老人ホームを多めにピックアップして、資料請求をしておきましょう。パンフレットでは、施設の方針や設備・料金など大まかな情報が把握できます。そこからさらに条件や希望に近い施設をいくつかに絞り込みます。

見学の予約をする

次は見学予約です。見学の申し込みはインターネットや電話で受け付けています。気になった施設で見学ができるかどうかを確認してみましょう。
施設側の都合もあるので、必ず予約をしてから行くようにしましょう。食事の試食をしたい、浴室を見たいなどの希望がある場合には、事前に相談をしておきます。

また、見学する時間帯によって施設の雰囲気は変わります。昼食の時間帯であれば、試食ができたり、職員の介助の様子が確認できたりするのでオススメです。時間帯の希望があれば、あわせて相談しておきましょう。

確認したい内容をリストアップする

見学の日時が決まったら、パンフレットやホームページを見返して、気になる点、わからない点などをリストアップします。
準備をしておかないと、せっかくの質問をできる機会、設備などの確認ができる機会を逃してしまいます。知りたい内容はメモをしておくとよいでしょう。
また、持ち込みたい家具などがある場合には、搬入可能なサイズか測っておきます。

持ち物を準備する

見学時には、持参すると便利な持ち物があります。

・確認事項と質問内容のリスト
このリストがもっとも大事です。忘れないようにしましょう。

・メモ帳と筆記用具
気になったことを忘れないように書き留めておけます。

・メジャー
家具を持ち込みたい場合は必要になります。

・カメラ(スマートフォン)
自宅に帰ってから複数の施設を検討したいときに、写真を撮っておけば比較検討がしやすくなります。

また、施設周辺の環境を確認するためにも、当日は散策しやすく歩きやすい格好がおすすめです。

見学は必ず複数の老人ホームへ

見学は、必ず複数の施設へ行くようにしましょう。
ひとつの施設では、善し悪しの判断がつきにくいものです。豪華な内装に圧倒されてしまったり、施設職員の説明をすべてうのみにしてしまったり。物事を判断するためには比較対象が必要なのです。

マンションを購入するときには複数を比較検討すると思います。老人ホームも大きな費用がかかります。入居してから「失敗した」と思っても、そこからさらに引っ越しをするのは、体力的にも精神的にも、そして金銭的にも負担です。
やはり、できるだけ失敗の少ない施設探しには、複数への見学が不可欠といえるでしょう。

なお、施設見学の予約の際には、所要時間を確認しておきましょう。特に同日に複数の施設を予約した場合、思った以上に時間がかかり、次の施設への到着が遅れてしまったなどのことがないように、時間管理にも注意が必要です。

見学時のチェックポイント

施設見学時に見落としがないように、チェックポイントをまとめました。

設備や居室の使い勝手

トイレや洗面台など、使用頻度の高い場所の使い勝手が悪いと、日々のストレスとなってしまいます。使用させてもらえる場合は、実際に使って確認してみるとよいでしょう。
ほかにも入居者が共同で利用するリビングや浴室の様子、車椅子での動線に問題がないかなども可能な範囲でチェックします。
よくあるのが、居室から食堂までの動線です。居室と食堂が別の階にあるとエレベーターが渋滞してしまい、何十分も待たなければならないケースがあります。

施設の雰囲気や居心地よさ

施設の雰囲気こそ、実際にその場に行かなければわかりません。スタッフや入居者に笑顔はあるか、スタッフの言葉使いや服装の乱れはないか、入居者の清潔は保たれているかなどを確認します。

また、施設内は清掃が行き届いているか、気になる臭いはないか、掲示物がきちんと整っているか、日当たりはよいかなどもチェックしましょう。

雰囲気や居心地のよさは人によって好みがあります。第一印象のとらえ方は人それぞれですし、アットホームで家庭的な雰囲気が好きな人もいれば、一人で過ごすのが好きでできるだけ人と関わらずに過ごしたい人もいるでしょう。
そのため、家族が気に入ったからといって、本人が気に入るとも限りません。可能な限り、本人が見学することも重要です。

食事のおいしさ・治療食などの対応

単調になりがちな施設の生活で、楽しみのひとつとなるのが食事です。おいしい食事は、毎日を楽しく過ごせるひとつの要素になります。

見学では、その施設で出される昼食を試食できることもあります。その際は必ず試食するようにしましょう。食事は舌だけでなく、目や鼻でも楽しむものです。味付けはもちろん、温かさ、食器や盛り付けもチェックして、五感で楽しめるかを確認しましょう。

ほかには、飲み込みが悪くなったときにはソフト食やゼリー食などを提供してくれるのか、治療食や制限食にどこまで対応してくれるのかなども、しっかり確認しておきましょう。

また、掲示板などにメニュー表があれば、食事のバリエーションや献立の内容もチェックできます。見当たらない場合には、メニュー表をもらえないか相談してみましょう。施設によっては、いくつかのメニューから選べる場合もあります。
食事は施設内で作る老人ホームだけでなく、外部に発注することもあります。気になる方は確認してみるとよいでしょう。

これらは、老人ホームで食事を重視する方であれば、重点的にチェックしたい項目です。

契約内容

入居後のトラブルを避けるためにも、契約内容は細かく確認したいところです。契約についての説明を受けたら、事前にメモをしておいた疑問や気になる点を確認していきましょう。もしも、パンフレットの記述と異なる説明だった場合には、その理由なども尋ねてください。

また、あとになって特にもめやすいのはお金の面です。細かい内訳も確認していくとよいでしょう。
契約内容で最低限確認しておきたいのは、以下の項目です。

●確認したい項目
・入居一時金や償却期間のルール
・月額費用の内訳
・上記以外にかかる費用
・介護の体制(夜間の対応、職員の人数など)
・医療的ケアの可能範囲
・緊急時の対応や提携の医療機関
・退去の条件(要介護度や認知症の症状が重くなったときも住み続けられるか)
・入院のとき対応
・面会日時の制限
・外出や外泊の制限

ほかにも「趣味の活動ができる環境はあるのか」など、知りたいことは質問して、回答内容はメモに残しておきましょう。

周辺の環境・家族の通いやすさ

施設内の設備や雰囲気も大切ですが、特に自分で歩けるような方であれば周囲の環境も大切です。見学のときには施設周辺エリアも散策して、周辺環境を確認しておくとよいでしょう。
近くに自然を感じられるような公園や安心して歩ける散歩道などがあると、毎日の散歩が楽しくなりますし、お店などがあれば、買い物をしたりお茶を楽しむこともできます。ただし、周辺が賑やかすぎる場所だと、騒音が気になることもあるため注意が必要です。

また、家族が通いやすい立地かどうかも重要なポイントです。自宅や職場から離れていたり、乗り換えが多かったりすると、面会の負担が大きくなってしまいます。交通の便や駐車場の有無もチェックしておきましょう。

見学時の注意事項

老人ホームの見学では、施設の隅々までチェックしたい気持ちになるかもしれませんが、見学にはマナーも大切です。施設のルールに従い、入居者のプライバシーに配慮しましょう。

スタッフの許可なく勝手に写真を撮る、大声でしゃべる、案内されるエリア以外に勝手に立ち入る、などはしてはいけません。
老人ホームは、そこに住む人の生活の場です。安心して過ごせるはずの居住スペースにずかずかと他人が入っていくのをよく思う人はいないでしょう。
入居者に不快な思いをさせないように注意を払うことは大切です。

また、予約をせずにいきなり訪れる、昼食の予約をしていないのに突然要求する、などの行為は施設に迷惑がかかります。 見学者には、「おじゃやまをする」「見させていただく」といった謙虚さも必要でしょう。

まとめ

老人ホームの見学時には、わからないこと、知りたいことを施設職員にどんどん質問してください。入居してから、「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、遠慮は無用です。
老人ホームは大切な家族を預ける場所です。よりよい老人ホームが見つかるように、不安や疑問ができる限り解決できるように、マナーを守って施設見学に臨んでみてください。

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