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老人ホーム選びに役立つ「重要事項説明書」とは

老人ホーム選び 重要事項説明書
老人ホームを探している方であれば、「重要事項説明書」という名前を一度は耳にしているかと思います。これは、どのようなものなのでしょうか。

老人ホーム選びに役立つ「重要事項説明書」とは

重要事項説明書という名前からは、難しそうなイメージを持つかもしれません。しかし実は、重要事項説明書は、老人ホームだけで用いられるものではありません。
わたしたちの暮らしの中では、不動産の売買や貸借、委託や、火災保険、自動車保険といった保険など、いろいろな契約を結ぶことがあります。その際に広く用いられるものです。

何がしかの契約を行う際、事業者は契約上の大切なことがらを、消費者に対して説明します。これを重要事項説明と言い、説明の際に使用する書類が「重要事項説明書」です。

契約に関するすべては「契約書」に書いてありますが、一般的に文言がわかりにくく、量も膨大ですから、ポイントを読み取ることは大変です。この、契約書の内容のうち大切な部分や施設情報を、わかりやすく書いたものと考えてもいいでしょう。

重要事項説明書は、老人ホーム選びでとても役立つ書類です。一般の方の目線に立って記載されていますから、決して難しいものではありません。面倒くさがらずにしっかり確認すれば、その施設の詳細はほぼ把握できるはずです。

重要事項説明書のチェックポイント

さて、重要事項説明書には具体的にどのようなことが記載されているのかを確認していきましょう。
施設によって記載されている項目、順序などは異なりますが、公益社団法人全国有料老人ホーム協会が提示している事業者向けのガイドラインを参考に、チェックポイントを追っていきます。

■記入年月日の日付け

最初に施設名と記入年月日、記入者名と記入者の職名が書かれています。重要事項説明書は定期的に更新されます。日付が1年以内であるかを確認しましょう。

■事業主体の概要

「事業主体の概要」では、老人ホームの運営元の情報を確認することができます。
事業者名や住所、電話番号、ホームページなどの基本情報のほかに、入居を検討している施設の運営以外でどのような事業を行っているのかなどを確認し、安心して入居ができるかどうかの判断材料にするといいでしょう。

■有料老人ホーム事業の概要

「有料老人ホーム事業の概要」に明記されているのは実際の施設の概要で、施設の名称や所在地、交通アクセス、連絡先や管理者、施設の種類といった基本的なことがらが記載されています。
建物の竣工日や、施設としての事業を開始した日も記載されています。

■建物概要

「建物概要」では、敷地や建物の面積、構造について書かれています。自社所有物件なのか、借りているのかといった土地や建物の所有関係も記載があります。
居室や共用設備などの詳細以外にも、エレベーターが車椅子やストレッチャーに対応しているか、消防用設備の状況は安全かなども書かれているので、重点的に確認したいところです。

■サービスの内容

「サービスの内容」は、ボリュームが大きくなります。全体方針、介護サービス連携、医療連携の内容、入居後の居室の変更、入居に関する要件などで構成されています。
ここを見ることで、施設がどんなサービスに力を入れているのかなどがわかります。
介護サービスの提供は施設スタッフなのか委託なのか、協力医療機関の名称、夜間看護の有無、看取りの有無、居室移動時にかかる追加費用の有無など、多くの重要な情報が盛り込まれているため、特にしっかりとチェックしましょう。

■職員体制

「職員体制」には、施設の運営に関わる職員の人数とその内訳が示されています。介護職員以外にも、看護師や調理員など、さまざまな職種が何名勤務しているか、資格保有者が何名いるか、採用された人数や退職者数までがわかります。

■利用料金

「利用料金」は、もっとも気になるところかもしれません。契約形態や利用料金の支払い方法、費用改定のルールについても、明確に示されています。
ほか、利用料金プランの紹介や、料金の算定方法、前払い金がある場合は、その扱いについての記述があります。
お金については入居後にトラブルになりやすいため、しっかりと理解することが重要です。

■入居者の状況

「入居者の状況」には、入居者の人数はもちろん、性別や年齢、要介護度や入居期間がまとめられています。これを見れば、どんな入居者が多いのかを把握できます。
中でも確認しておきたいのは、前年度における退去者の状況です。老人ホームからの退去理由には、入居者が亡くなるケースのほかに、生前解約と言い、他の施設への転居、医療機関への長期の入院によって契約を解除することがあります。具体的に書いてありますので、ここも確認しておきましょう。

■苦情・事故等に関する体制

「苦情・事故等に関する体制」も、しっかりチェックしておきましょう。問題が起きないことがベストですが、万一のときの相談先がしっかりと用意されていることは、入居者と家族の安心につながります。なお、相談窓口は複数用意されていることもあります。
事故に対応する保険加入の有無や、事故予防の取り組みなどについても記載があります。また、利用者の意見を取り入れる方法についても書かれています。

■入居希望者への事前の情報開示・その他

「入居希望者への事前の情報開示」および「その他」も、目を通しておきましょう。施設の管理規定や財務諸表の公開の有無、運営懇談会の頻度などが記載されています。

■別添資料

また、別添資料が2種類あります。1つは、事業者が同じ都道府県などで行っている他の介護サービス事業の一覧で、もう1つは、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅が提供するサービスの一覧となります。

重要事項説明書の入手方法と注意点

チェックポイントで説明したように、重要事項説明書は老人ホームの詳細を理解することができる便利なアイテムですが、どのように入手すればいいのでしょうか。

重要事項説明書は、いつでも入手することができます。施設や自治体のホームページからPDF(重要事項説明書)をダウンロードしましょう。インターネットに重要事項説明書がない場合には、施設に問い合わせをしてみてください。郵送してくれる場合もあります。
内容を確認したら、それだけで満足せずに見学や体験入居をすることも重要です。資料だけでは見えないことも多くあります。

重要事項説明書は見学前に目を通しておけば、気になることは見学時に質問することができます。
事前に内容を確認し、わからない部分、理解できない内容はノートなどにまとめておき、ひとつひとつを施設に確認していきましょう。わからないことは、遠慮なく質問することが大切です。

重要事項説明書を事前に入手しておかない場合には、いざ契約という段階になってはじめて目にするケースもあります。その場合は前準備なしに説明を受けることになり、理解が薄いままになってしまう可能性もあります。
重要事項説明書には大切なことがたくさん書かれています。できる限り事前に手に入れるようにしてください。

重要事項説明書は随時更新されるので、時間が経つと、内容が変わっている可能性があります。施設の入居を検討する際には、一番新しいものを使うようにしましょう。

また、施設の特徴や決まりごとの細部を重要事項説明書に盛り込むのは難しいということもあり、説明時には口頭で説明書の補足を行うことが多くなります。当日の説明もしっかりと聞くようにし、重要だと思うことはメモをしておくのもよいでしょう。

納得のいく老人ホーム選びには、事前のチェックが欠かせません。重要事項説明書を上手に活用しましょう。

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