+ 資料請求カートへ追加 カートへ追加済み PR アリビオこぶち壱番館 介護付有料老人ホーム 自立 要支援 要介護 認知症入居可 現在1室の入居受付中 【アリビオこぶち壱番館の特徴 】■24時間看護師常駐 アリビオこぶち壱番館は、24時間看護師常駐、協力医療機関による月2回の訪問診療、年1回の健康診断など、皆様に安心してご入居いただけるサービス体制を整えております... >施設のこだわりを見る 入居時 0円~312万円 月額 22万2440円~28万7440円 神奈川県相模原市南区大野台6-10-15 地図を見る JR横浜線古淵駅より徒歩10分、または「古淵駅入口」バ... >続きを見る 施設風景 エリア:神奈川県>相模原市南区 電話無料0037-603-893246 営業時間外はお電話がつながらない場合がございます 資料請求する(無料) 詳細を見る
+ 資料請求カートへ追加 カートへ追加済み PR ココファンレジデンス茅ヶ崎 サービス付き高齢者向け住宅 自立 要支援 要介護 現在1室の入居受付中 【このホームのみどころ 】■ポイント1 :24時間スタッフを配置すると共に医療サポートシステムもあるので安心です。 ■ポイント2 :サークル活動やアクティビティが展開されているので毎日が充実しています。 ■ポイン... >施設のこだわりを見る 入居時 28万8000円~396万円 月額 15万700円~45万7150円 神奈川県茅ヶ崎市菱沼1丁目9-13地図を見る JR東海道線「辻堂」駅下車... >続きを見る 株式会社学研ココファン 施設風景 エリア:神奈川県>茅ヶ崎市 電話無料0037-603-010713 営業時間外はお電話がつながらない場合がございます 資料請求する(無料) 詳細を見る
+ 資料請求カートへ追加 カートへ追加済み 更新 リアンレーヴ相模原 サービス付き高齢者向け住宅 自立 要支援 要介護 入居予約受付中 この施設への入居決定で!入居準備金進呈 【施設のこだわり】隣駅のリニア中央新幹線開通に併せ「相模原駅」周辺の再開発も進められ、さらなる発展が期待できる相模原市中央区。豊かな自然を活かした四季を通してのイベントも数多く開催し、人々が集い活気に満ちた... >施設のこだわりを見る 入居時 0円 月額 16万6000円 神奈川県相模原市中央区相模原5-4-3 地図を見る JR横浜線「相模原」駅南口より徒歩7分(約560m) >続きを見る エリア:神奈川県>相模原市中央区 この施設への入居決定で!入居準備金進呈 資料請求する(無料) 詳細を見る
+ 資料請求カートへ追加 カートへ追加済み エスペランサ相模原 介護付有料老人ホーム 自立 要支援 要介護 認知症入居可 入居予約受付中 【エスペランサ相模原の特徴 】我が家にいるような安心とやすらぎの中で、毎日を生き生きとお過ごしいただけます。 近隣には大きな公園もある、生活しやすい住環境です。 「談話室でみなさんと会話するのが楽しみ」... >施設のこだわりを見る 入居時 60万円~1500万円 月額 15万2900円~27万7900円 神奈川県相模原市南区下溝343-1 地図を見る JR 相模線原当麻駅から徒歩14分(1300m) バス・相模大野... >続きを見る エリア:神奈川県>相模原市南区 資料請求する(無料) 詳細を見る
+ 資料請求カートへ追加 カートへ追加済み さわやかさがみはら館 介護付有料老人ホーム 要支援 要介護 認知症入居可 入居予約受付中 この施設への入居決定で!入居準備金進呈 【朝から元気な『活力朝礼』 】さわやか倶楽部全体で「リハビリ塾」という取り組みを行っており、そのうちの一つに「活力朝礼」があります! 全フロアの入居者様が一つの場に集結し、職員と共に地域全体に向け元気を発信... >施設のこだわりを見る 入居時 0円 月額 15万5000円 神奈川県相模原市緑区相原2丁目22-18 地図を見る 相原駅より車で7分 >続きを見る エリア:神奈川県>相模原市緑区 この施設への入居決定で!入居準備金進呈 資料請求する(無料) 詳細を見る
+ 資料請求カートへ追加 カートへ追加済み ルポーゼ南台 高齢者向け住宅 要支援 要介護 認知症入居可 現在1室の入居受付中 【このホームのみどころ 】■ポイント1 :最寄駅より徒歩3分。買い物、通院などに便利な立地環境。入居時費用、家賃はリーズナブルに設定 ■ポイント2 :訪問介護事業所、デイサービスをマンション内に併設しスタッフが... >施設のこだわりを見る 入居時 9万2000円~13万4000円 月額 4万6000円~7万円 神奈川県相模原市南区南台5丁目12‐7地図を見る 小田急小田原線「小田急相模原」駅北口より徒歩3分 エレ... >続きを見る 施設風景 エリア:神奈川県>相模原市南区 資料請求する(無料) 詳細を見る
+ 資料請求カートへ追加 カートへ追加済み ベストライフ相模原 介護付有料老人ホーム 自立 要支援 要介護 認知症入居可 入居予約受付中 この施設への入居決定で!入居準備金進呈 【このホームのみどころ 】■ポイント1 :県内24施設目!相模原市に新築オープン ■ポイント2 :政令指定都市に移行し、今後ますます利便性を増す相模原市にオープン。 ■ポイント3 :商業施設が充実する駅前を抜け、芝... >施設のこだわりを見る 入居時 210万円~580万円 月額 13万1250円~17万1250円 神奈川県相模原市中央区相生3丁目14-8地図を見る エリア:神奈川県>相模原市中央区 この施設への入居決定で!入居準備金進呈 資料請求する(無料) 詳細を見る
+ 資料請求カートへ追加 カートへ追加済み 更新 ユノトレメゾンさがみ サービス付き高齢者向け住宅 自立 要支援 要介護 現在4室の入居受付中 【この「サービス付高齢者住宅」の見どころ 】【ポイント1】医療・介護環境 隣接する施設に、病院(外来・入院)、通所介護、居宅、訪問看護。訪問介護、訪問リハビリ、調剤薬局もありますので、医療・介護の施設環境... >施設のこだわりを見る 入居時 21万円 月額 13万6000円 神奈川県相模原市中央区下九沢67番地1地図を見る ●JR相模線「南橋本駅」下車 西口徒歩15分 ●JR横浜線「... >続きを見る 施設風景 エリア:神奈川県>相模原市中央区 資料請求する(無料) 詳細を見る
+ 資料請求カートへ追加 カートへ追加済み アリビオこぶち壱番館 介護付有料老人ホーム 自立 要支援 要介護 認知症入居可 現在1室の入居受付中 【アリビオこぶち壱番館の特徴 】■24時間看護師常駐 アリビオこぶち壱番館は、24時間看護師常駐、協力医療機関による月2回の訪問診療、年1回の健康診断など、皆様に安心してご入居いただけるサービス体制を整えております... >施設のこだわりを見る 入居時 0円~312万円 月額 22万2440円~28万7440円 神奈川県相模原市南区大野台6-10-15 地図を見る JR横浜線古淵駅より徒歩10分、または「古淵駅入口」バス停よ... >続きを見る 施設風景 エリア:神奈川県>相模原市南区 資料請求する(無料) 詳細を見る
+ 資料請求カートへ追加 カートへ追加済み アルプスの杜かみみぞ 介護付有料老人ホーム 自立 要支援 要介護 認知症入居可 現在2室の入居受付中 【<<平成25年8月1日にグランドオープンした新しい施設>> 】当施設は平成25年8月1日にグランドオープンした施設です。 【施設の特徴】 ◆介護士が24時間常駐 ◆手厚い人員体制 ◆医療的ケア対応の充実 ◆リハビ... >施設のこだわりを見る 入居時 0円~200万円 月額 17万8320円~19万4320円 神奈川県相模原市中央区上溝7-36-25 地図を見る 【電車でお越しの場合】 JR相模線「上溝駅」より徒歩15分 >続きを見る 施設風景 エリア:神奈川県>相模原市中央区 資料請求する(無料) 詳細を見る
+ 資料請求カートへ追加 カートへ追加済み 更新 メディカルホームまどか町田 介護付有料老人ホーム 自立 要支援 要介護 認知症入居可 現在1室の入居受付中 この施設への入居決定で!入居準備金進呈 【特徴1】24時間看護職員を配置。横浜線町田駅より徒歩7分(約530m)の住宅街にあるホームです。家庭的な雰囲気を大切にし、ご自宅のような温もりを感じてお過ごしいただけます。 >施設のこだわりを見る 入居時 66万円 月額 32万7370円 神奈川県相模原市南区上鶴間本町2-10-26 地図を見る JR横浜線「町田駅」下車、徒歩7分(約530m) >続きを見る 株式会社ベネッセスタイルケア エリア:神奈川県>相模原市南区 この施設への入居決定で!入居準備金進呈 資料請求する(無料) 詳細を見る
+ 資料請求カートへ追加 カートへ追加済み アルプスの杜さがみ 介護付有料老人ホーム 自立 要支援 要介護 認知症入居可 現在2室の入居受付中 【【介護・看護・リハビリの専門スタッフがサービスを提供】 】<<介護が必要になっても、自分のできることは行いたい>> そのような想いに応えられるよう、介護・看護スタッフの専門的なサポートに加え、理学療法士の... >施設のこだわりを見る 入居時 0円~290万円 月額 12万5320円~16万5320円 神奈川県相模原市南区下溝684-1 地図を見る 【電車でお越しの場合】 JR相模線「原当麻駅」より徒... >続きを見る 施設風景 エリア:神奈川県>相模原市南区 資料請求する(無料) 詳細を見る
+ 資料請求カートへ追加 カートへ追加済み 更新 リハビリホームくらら相模大野 介護付有料老人ホーム 自立 要支援 要介護 認知症入居可 入居予約受付中 この施設への入居決定で!入居準備金進呈 【特徴1】2000年開設でさまざまなケースに対応してきた経験のあるホームです。退院後の自宅復帰を目指す方、認知症の方、住み慣れた土地での生活を続けたい方など、皆様のご希望に沿った暮らしのお手伝いに努めています。 >施設のこだわりを見る 入居時 53万4000円 月額 33万5410円~38万510円 神奈川県相模原市南区若松1-12-35 地図を見る 小田急小田原線「相模大野駅」北口よりバスで約7分、「小... >続きを見る 株式会社ベネッセスタイルケア エリア:神奈川県>相模原市南区 この施設への入居決定で!入居準備金進呈 資料請求する(無料) 詳細を見る
相模原市の特徴と老人ホーム・介護施設の現状
相模原市の高齢化の現状と今後の推移
相模原市の人口は2018年5月時点で約72万人、神奈川県では横浜市、川崎市に次いで3番目に大きな都市です。2007年に2町を編入合併してからは、72万人前後で安定して推移しています。
東京都心部まで30~40分ほどで行ける利便性の高さがあり、毎年一定数の人が相模原市に移住してきています。その一方で、2015年からは死亡数が出生数を上回っており、自然減という状況です。2018年時点で、社会増と自然減とは拮抗しており、人口はほぼ横ばい状態となっています。
相模原市の高齢化率は2018年1月時点で25.4%と、全国平均の28%に比べるとやや低めです。下のグラフからは、2000年に10.6%だった高齢化率は、2003年12.6%、2006年14.8%と右肩上がりになっていることがわかります。その分だけ、年少人口や生産年齢の割合は減少しており、日本の他地域と同じように高齢化が進んでいるといえるでしょう。
相模原市が発表している将来人口推計によると、人口は2019年をピークに、その後緩やかに減少していきそうです。一方で、高齢者人口は年々増え続け、2044年には24万人を超えるのではないかといわれています。
高齢化率は2030年頃に30%弱となり、その後5年ごとに、32.1%、35.4%、37.4%と急速に上昇していくと予測されています。2018年時点の相模原市の高齢化率は全国平均に比べて低いですが、今後10年あまりで全国平均と同様の数値になっていくでしょう。
高齢化が長く続く点も特徴です。全国的には、2050年頃から高齢化は緩やかになりますが、相模原市の場合その後も高齢化は進み、2060年には40%を超えると予想されています。
相模原市の要介護・要支援認定者数は、2018年1月で30,235人でした。この10年では2年ごとに2,000~4,000人程度の増加を続けています。2008年には15,662人だったことから、要介護・要支援認定者数は10年間で2倍近くも増加していることがわかります。
2015年の段階では、65歳以上の高齢者における要介護・要支援認定率は16%程度でした。同年度の全国平均が18%なので、やや低めの数字です。この数字を見ると、相模原市が行っている介護予防の取り組みが、一定の成果を挙げていると考えることもできます。
相模原市の老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅の特徴
相模原市の在宅介護サービスと施設を含めた介護事業所の状況は、日本医師会の地域医療情報システムによると、75歳以上1,000人あたりの施設数が全国平均を上回っています。訪問型の介護やデイサービスなどの通所介護は平均程度で、特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホームなどの施設に関しては若干多い状況です。施設数では全国平均と大きく変わりませんが、実は定員数に視点を変えると全国平均を大幅に超えており、相模原市では施設に入居しやすい環境といえます。
これらのことから、在宅介護の分野では過不足のない介護サービスが提供され、施設入居を考える際には、全国平均程度の施設数から条件にあった老人ホームを選ぶことができ、さらには希望の施設に入居しやすいといえそうです。
具体的に見ていくと、相模原市には2017年4月時点で特別養護老人ホーム(特養)が43施設、介護老人保健施設(老健)が12施設存在します。このほかにも、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)が65施設市内にあります。
特徴的なのは、特別養護老人ホームの約半数がユニット型を採用していることでしょう。ユニット型とは、原則として全室個室で、9人前後からなるユニットで形成される施設を指します。ユニット型にすることによって、入居者は常に顔なじみの職員にケアしてもらうことが可能となるだけでなく、ユニット内での人間関係の形成も容易になります。少人数を相手にケアを行えるため、必然的に家庭的な雰囲気が生まれるのも特徴です。
このような環境は、認知症を持つ方でも落ち着いて過ごしやすいといいます。グループホームも含めて、少人数ケアを行う環境が整っていることは、相模原市が認知症介護の重要性もよく理解し、実践している証拠といえるかもしれません。
一方で、介護老人保健施設のほとんどは100床規模の大きな施設です。老健は、リハビリや医療的ケアを集中的に実施し、身体状態が良くなれば自宅に戻って日常生活を送ることを目標としています。
特別養護老人ホームは一般的にすぐに入所することが難しく、入居までに数ヶ月から数年かかることもある施設です。相模原市の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅は、こうした特別養護老人ホームなど安価な施設に入所できない人のための、受け皿としての役割も果たしているといえそうです。
相模原市には69の有料老人ホームがあり、そのうち介護付き有料老人ホームが30施設を占めています。利用料は月額15万円前後のところが大半で、入居一時金なし、もしくは敷金として20万円ほどを支払うことで入居可能な施設も多数あります。前払金として500万円以上、月の利用料金も30万円を超えるような有料老人ホームもありますが、施設数はわずかです。
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は市内に24件あります。家賃と共益費が合わせて10万円弱、それに2万~3万円ほどの状況把握や生活相談サービス料が上乗せされた料金設定が多いといえます。もちろんこれよりも高額な費用が発生するサ高住もありますが、毎月の費用は12万円程度です。住宅型有料老人ホームもおおむね似た料金といえるでしょう。
施設入居を求める高齢者は、要介護度や認知症の有無、医療ケアの必要性など、それぞれに状態が異なります。このように心身の状態がさまざまな高齢者一人ひとりに適切な介護サービスを提供することは、多くの自治体が目指していることです。しかし、特定の施設の不足や一部事業所の過剰供給などによって、実現はなかなかに困難です。
相模原市においても、実際には特別養護老人ホームの入所待ちなどが生じて、スムーズに希望の施設へ入居することは難しいかもしれません。とはいえ、相模原市は比較的介護サービス全体が充実しているといえるのではないでしょうか。
相模原市の介護予防や地域福祉に関する取り組み
相模原市の特徴的な介護予防・生活支援事業として、住民主体サービスが挙げられるでしょう。このサービスは、2016年11月から始まり、要支援1・2程度の人を対象にしています。内容は訪問型と通所型に分かれており、訪問型サービスでは買い物や散歩の同行、ゴミ出しなどの生活支援が受けられます。通所型サービスでは、定期的な通いの場で簡単な体操やレクリエーションなどを行うことが可能です。
このサービスで注目したい点は、自治体の職員が行うのではなく、その名の通り住民が主体となって行うことにあります。2018年4月時点で、相模原市内には3つの訪問型住民主体サービスと、25の通所型住民主体サービスがあり、主にボランティア団体によって運営されています。サービスを受ける人の生活支援だけでなく、サービスを提供する人の社会参加にもつながることを目的とした介護予防事業です。
高齢者の社会参加を促す仕組みは、これだけではありません。相模原市では、高齢者によるボランティア活動を促進するために、ふれあいハートポイント制度を設けています。高齢者福祉施設などで所定のボランティア活動を行った場合にポイントが付与され、年度末に5,000円を上限に換金できる制度です。このポイントは、先述の住民主体サービスに参加することでも得ることができます。
「たすかるバンク」も、相模原市独自の社会参加を促す仕組みです。自分の経験や知識、技術などを社会の役に立てたいと考えている人と、助けてほしい市民活動団体やNPOとのマッチングを行う、人材交流ネットワークです。これ以外にも「いるかバンク」と呼ばれるボランティア登録制度もあります。どちらも、単にボランティア活動や社会参加を促すのではなく、その人の適性や能力を見極めたうえで、その人に合ったボランティアを紹介する点が特徴的です。
このような傾向は、ほかにもシニアの地域活動マッチング相談会にも表れています。地域活動を行いたいが、どんな活動があるのかわからない、自分に何ができるのかわからないといった高齢者と、実際に地域活動を行っている団体とをつなぐ催しです。相談会には実施団体による活動紹介や講演会、団体紹介資料の配布などが行われるので、高齢者自身の適性に合った団体を見つけることができます。
相模原市には「いきいきシニア応援サイト」という、セカンドライフを充実させるためのサイトが用意されています。サイトでは、地域で活動したい、知識を身につけたい、仕事をしたいなど、高齢者のニーズに合わせた情報が提供されており、自分に合った活動を見つけることが可能です。
相模原市の社会福祉の特徴を一言で表すなら「その人らしさの尊重」と言えるでしょう。単に社会参加を促すのではなく、能力や適性を見極めて、その人らしく活動できることを重視しています。
これはボランティア活動や高齢者の社会参加の場面だけではなく、施設介護にもいえることです。たとえ認知症になっても、その人らしさを失わずに暮らせるように、市内にはユニット型特別養護老人ホームやグループホームが多数存在しています。ニーズに合った介護サービスの提供と、適性や能力に合った社会活動の紹介は根本的に同じ方向性を示しているでしょう。
相模原市の歴史と地域の特徴
相模原の地が脚光をあびるのは、1937年頃からです。当時、陸軍士官学校や相模陸軍造兵廠、そのほかの軍関係施設が続々と市域に移され、軍都として発展していきます。
相模原市の前身となる相模原町は1941年、周辺8町村の合併によって誕生します。面積は108.71平方キロメートルで、当時日本最大規模の町でした。第2次世界大戦の敗戦によって、軍都計画は消滅し、相模原は基地の町となります。
1955年からは、内陸工業都市を目指して積極的に工場誘致を推し進めました。人口もその頃から爆発的に増大し、1967年に20万人だった人口は、1971年に30万人、1977年に40万人、1987年に50万人を突破します。その後、平成の大合併によって津久井地域を合併し、人口70万人を超えるに至ります。2010年には政令指定都市に移行しました。
相模原市の東側は相模原台地、西側は丹沢山地や秩父山地が広がる自然豊かな地域です。市内には相模原麻溝公園や相模原北公園などの大規模な公園も多くあります。東京都心まで1時間弱という利便性と、豊かな自然とを併せ持つ都市です。緑ある自然は、高齢者はもちろん人の心を豊かにします。都心との近さを考えると、東京都の方が相模原市の老人ホームを探すことも現実的といえそうです。
また、市内にはJAXA相模原キャンパスがあり、日本の宇宙科学の研究拠点となっています。それに、リニア中央幹線の建設によって、関西と首都圏など多方面からの交通網が交差する、ハブシティとしての役割が期待されています。20世紀に軍都として興隆した相模原市は、21世紀には最先端技術の発信地として、また産業や研究、物流の交差する都市として成長しようとしているのです。