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2022/06/19
この時期は紫外線にもさらされる機会も増えてきます。近年オゾン層の破壊に伴い、紫外線はなにかと悪者扱いされる存在になってしまいました。しかし、紫外線はそんなに悪者でしょうか? 日本人にとって一番不足しがちな栄養素はカルシウムですが、これも紫外線と切っても切れない間柄です。カルシウムは骨の材料になる事はご存知だと思いますが、カルシウムは吸収率が非常に悪く、カルシウムだけ摂取しても70~80%は体外に排出されてしまいます。しかしその吸収に一躍かってくれるのがビタミンDの存在です。ビタミンDは食べ物から取り込まれる物と、紫外線のもつエネルギーによって体内合成されるものとがあります。食べ物から取り込まれたビタミンDは、消化吸収された後、肝臓や腎臓に送られ活性化されて初めて体内で有効になります。 もう一方では、脂肪が代謝される事によってできたビタミンDの前躯体に紫外線があたる事により活性化されて、ビタミンDが体内合成されます。こうした体内の仕組みを知ると紫外線もそんなに悪者ではなさそうです。食べ物ではビタミンDは木耳、椎茸、青魚に多く含まれます。カルシウム豊富な乳製品との組合せ以外にも小魚、海草、大根、小松菜からも簡単に食事から摂れます。 適度な日光浴とバランスのよい食生活は健康には不可欠です。
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