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2025/12/23
ご家族様より、パールヴィラ太宰府にお手紙をいただきました。そこに綴られていたのは、介護の日々を一緒に歩んできた時間への想いと、私たちへの感謝の言葉でした。私たちが迷いながら選んだ対応や、何気ない声かけ一つひとつを、そっと肯定していただけたように感じました。 有料老人ホームを探しているご家族様は、きっと同じ不安を抱えていらっしゃると思います。「夜は大丈夫だろうか」「体調が急に変わったら」「本当に任せていいのだろうか」施設選びで大切なのは、“安心が続くかどうか”です。 介護は、私たち職員だけで成り立つものではありません。ご本人をいちばん長く見てこられたご家族様の存在があって、はじめて“その方らしい暮らし”に近づいていきます。 体調が少し違う日、言葉が少なくなる日、なぜか不安そうな夜。そうした変化の背景を、ご家族様が教えてくださることがあります。その一言が、ケアの方向を整え、安心につながることも少なくありません。 パールヴィラ太宰府は開設から14年。何度も季節を重ね、人生の節目に立ち会いながら、「もっと良い関わりができたのでは」と振り返り、学びを積み重ねてきました。その積み重ねが、今の介護の“引き出し”です。小さな変化に気づく目、慌てずに動ける連携、そしてご家族様と同じ目線で支える姿勢。新しい施設には、すぐには育ちにくい部分だと感じています。