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老人ホームを探す時、考えておくべき7つの条件 老人ホームを探す時、考えておくべき7つの条件

【考えておくべき条件4】 老人ホームの居室や設備に何を求める?

空間 年をとり体に不自由が出てくると、ほとんどの時間を老人ホームで過ごすことになります。老人ホームは、まさに自分の家。心地よくいられる場所なのかどうかはとても重要。

老人ホームは規模も設備もさまざまです。一軒家を改築したようなこぢんまりしたホームもあれば、100人を超える大規模なところも。家庭的なホームを好む人もいれば、近代的で高級感あるホームを快適に感じる人もいます。
とにかく、入居する本人にとって居心地の良い場所であることが重要です。

空間・設備を考えるときに注意することは?

老人ホームの空間は、プライベートスペースである「居室」と、他の入居者と共に過ごす「共有部分」に分かれます。それぞれに以下の傾向があります。

くつろげるプライベートスペース…「居室」

くつろげるプライベートスペース…「居室」 有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅であれば、居室は「個室」であることがほとんどです。
部屋の間取りは、元気な高齢者を対象としたホームでは、マンションのようにトイレ、お風呂、洗面台、キッチンなどすべてが居室内に完備されています。特にサービス付き高齢者向け住宅や、住宅型有料老人ホームであれば、1LDKといった広めの空間も少なくありません。
一方、要介護者をメイン対象とした介護付き有料老人ホームの場合は、トイレと洗面のみが備え付けられたワンルームタイプが主流です。
また特別養護老人ホームや介護老人保健施設だと、2人、4人、6人などの大部屋も多くあります。

個室は広ければ広いほど良いというわけではありません。広い部屋は魅力的に見えますが、足元がおぼつかなくなった時には小さい部屋の方が好まれる傾向があります。すぐに必要な物に手が届きますし、壁が体を支えてくれるので移動がしやすいためです。
家族にとって良さそうに見える部屋が、本人にとって最適なものとは限りません。本人の生活のしやすさを最優先で考えましょう。

また、入居人数が50人を超えるような比較的規模の大きいホームは、部屋のタイプが複数ある場合が多いので、入居する本人にあったタイプを選ぶようにしましょう。

社会性を保つ…「共有部分」

食堂・レストラン、浴室、機能訓練スペース、フロントなどは、ほぼすべての老人ホームにある基本の設備です。
それ以外に、老人ホームにより異なりますが、談話室、娯楽室、理美容室、ライブラリーなどがあります。高級な有料老人ホームだと、シアタールーム、サウナ、温泉、プール、売店などホテル並みの豪華な設備があるところも。
来客があるときに便利な、来客用宿泊施設(ゲストルーム)、喫茶室などがあるホームもあります。

空間の広がりなどは、ホームページの写真や文章だけではわかりません。気になるところがあれば、必ず見学や体験入居をして、その場を本人の目で確認するようにしましょう。

※老人ホームの共有部分については「共用スペースや食事も重要」ページもご参考に。


老人ホームの空間・設備の傾向

特に重要と思われる2つ傾向をご説明します。

最近増えている「ユニット型」

くつろげるプライベートスペース…「居室」 居室と共有部分を配置する際に、最近では「ユニット型」というスタイルが増えています。ユニット型の場合、部屋の配置だけでなく、介護のスタイルも従来と異なります。

従来は、それぞれが居室で生活し、食事のときは大食堂に、皆が集まって行うスタイルでした。100人の入居者がいた場合、食事の時間には名前も顔も知らない他の入居者のそばに座り、よく知らない介護スタッフにケアを受けることになります。
老人ホームにとっては効率が良いのですが、生活の場としては無機質な感がありました。

しかし、現在増えているユニット型の老人ホームでは、共同生活や、入居者一人ひとりの個性や生活リズムを尊重します。
具体的には、10人程度のグループをひとつの生活単位(ユニット)とし、そのグループごとに、生活の場を分けるものです。1ユニットごとに専用のダイニングやリビングを設け、そのそばに居室を配置。スタッフもユニットごとに専任とします。
こうすることで、大規模な老人ホームであっても顔見知りの入居者やスタッフと、家族のように生活できる。スタッフ側も、入居者をより深く理解しきめ細かいケアを行なえるというメリットがあります。
これを「ユニットケア」と呼び、介護付き有料老人ホームや特別養護老人ホームなどの施設でも増えています。

一方で、大食堂が少し離れた場所にあり、移動すること自体がリハビリにつながる、多くの人とコミュニュケーションをとることが介護予防につながるという考えもあります。また、フロアの配置だけ変えても人手不足でユニットのリビングに介護スタッフがいないとあまり意味がない…という声も。
老人ホーム見学の際には、これらの意見もふまえてチェックしてみましょう。

食堂の次に重要な「浴室」

食堂の次に重要な「浴室」 特に気にして欲しい場所がもう1つあります。浴室です。
浴室は、居室と食堂の次に、頻繁に利用する場所。日本には入浴文化が根付いていますし、気持ちよくお風呂に入ると、誰もが幸せな気持ちになります。

以前は共同で使用する大浴場が主流でしたが、現在は1人用の浴槽(個浴)が増えています。さらに、1つの浴室に複数の個浴用の浴槽があるだけでなく、1浴室に1浴槽というプライバシーが守れるものも増えています。
そのほか、寝たまま入浴できる機械浴や、椅子に座った状態で入れるリフト付きの浴槽などもあり、設備は老人ホームによりさまざまです。

入浴設備は個室なのか、共同浴場なのか?浴槽はどんなタイプがあるのかしっかり確認しておきましょう。なお、見学の際に、ちょうど別の入居者が入浴中で見学できなかった、というケースもあります。その場合は、できれば写真を見せてもらい、不明な点も質問して確認するようにしましょう。

また入浴の回数や自由度の確認も忘れずに。指定の時間外の入浴は可能か、可能であれば料金は発生するのか。快適な老人ホーム生活のために、把握しておきましょう。

空間・設備の条件を整理するには…

  • ●普段過ごす部屋はどんな部屋が良いのか考える
  • ●共有スペースにどんな設備があると良いのか考える
  • ●生活したときを想像し、食堂や浴室もどんな形式が良いのか考えてみる

※老人ホームを見学するなら、「ホーム見学の流れと注意点」ページもチェック!

老人ホームを探す時、考えておくべき7つの条件

編集部が取材しました!こだわり空間の老人ホーム

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